29.檜山郡上ノ国町字上ノ国 観音堂
十一面観音像(他一体〜座像41cm) 145cm |
![]() |
|
![]() |
道内の円空仏では最大。高さ1.5 mの立像で ただ一つの十一面観音である。上ノ国町には 六体の仏像が遺されているところからみると、 この地で造像されたのだろう。 はじめは部落付近の神社に祭られていたもの だが、廃仏棄釈の際没収されるということで、 信者が納屋の屋根裏に暫く隠していたという。 この像が如何に庶民から愛されていたかがわかる。 また、この円空仏は子供達の遊び相手でも あったらしい。海水浴などで子守娘達が ひき回したようで、胴体に擦り傷が残されている。 |
|
|
この堂に十一面観音の子供仏だといわれている、頭がない坐像が一体ある。 講中の老母の話では、十一面観音と始めから一緒だったという。 頭部がなく胴体も衣紋の彫りがやっと分かる程度で損傷が甚しいが、 丸太材を二つ割にした形状や衣紋の形、台座の刻みからみて円空仏と思われる。 二体のうち、十一面観音像は、昭和五十二年三月、道文化財に指定された。 |
||